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エディット通信(2019年花冷号)

■「コンテンツ東京2019/クリエイターEXPO」見学レポート

2019.4.16

二週間ほど前になりますが,東京ビッグサイトで行われた「コンテンツ東京」に出向きました。各種展示会の中の,主に「クリエイターEXPO」を見学いたしました。

そのときに感じたことをまとめさせていただきました。よろしければ,ご一読いただけますと幸いです。

■「コンテンツ東京2019/クリエイターEXPO」

会場:東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン株式会社
会期:平成31年4月3日(水)〜4月5日(金)
同時併催:先端デジタル テクノロジー展ほか

「コンテンツ東京」は,さまざまなコンテンツ形態にかかわる人たちによる複合型の展示会です。私は,その中の「クリエイターEXPO」に毎年,出向いています。

近ごろ,「マンガ+学習」「マンガ+試験対策」を基本コンセプトにした書籍や教材の編集制作のご依頼が増えています。

そうした業務に対応できるように,新たにマンガ制作・イラスト制作に力を貸してくださるクリエイターの方を開拓・発掘しているところです。

700人ほどのクリエイターの皆さんの中で,いまエディットが必要としている方々を探し出すというのは,編集者として,やりがいのある仕事です。

以前は,声掛けを積極的にされる方を優先して,話をうかがうようにしました。

しかし今回は,ブースのキャッチコピーに「学校教材」「学習漫画」などと書かれている方に絞って,声掛けをしました。

おかげで,今回もたくさんの素晴らしい方とのご縁をいただくことができました。

いつも感じることですが,フリーランスで生計を立てられる方々の,日ごろの自己研鑽には頭が下がります。

すでに画風ができているイラストレーターの方なのに,「自分よりうまい人がたくさんおられるので,まだまだ練習不足・技術不足だと思っています」とおっしゃって,お仕事をされながら,専門学校に行って,さらに画力を磨いていらっしゃるとのことでした。

ある人などは,まずは「人とのつながりが大切」と言われ,自宅から近いところに在住されているクリエイターさんたちと,月1回程度の集まりを持たれ、お互いに情報交換をされているそうです。

継続的な集まりができたおかげで,その人たちと新たにクリエイティブ集団を作られたとのことです。

一人では,仕事の広がりをなかなか作り出せないときでも,仲間やつながりがあるおかげで,仕事を定期的に受注できるようになったそうです。

期間中に行われたセミナー・鼎談「業界トップランナーが語る『コンテンツ黄金時代』の到来」を聴講しましたが,講師の落合陽一氏が「コンテンツを作る人として大事なことは,作ることをやめないことだ」と言われていたことが強く印象に残りました。

いくら器用な表現ができたとしても,周りから「長く続かないなあ」と不安視されるクリエイターではいけないということです。

「クリエイターEXPO」に何年も継続して出展される方々を見ると,「機会があれば,こういう人たちにぜひ仕事を頼みたい」と思えてきます。その理由がわかったような気がしました。

さらに,編集者は「人と仕事を媒介させる職業」だとつくづく痛感しました。

いままで経験したことのない新規案件を押し進めるときに,ほんとうの編集者の力量が試されていると考えています。

一人ひとりのクリエイターの力量をきちんと理解・把握すれば,編集者が未経験の領域の仕事であっても,その分野のクリエイターと力を合わせて、きちんと成果に結びつけることができるに違いないと思いました。

(文責:名古屋本社・企画ソリューション部 伊藤隆)