編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第3章 編集者に求められる技術と知識

10.テーマとコンセプトをデザイナーに正確に伝える

デザイナーの個性を引き出そう!
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デザイナーは個性が強い。当たり前のようであるが,やはりそうである。それが実感としてわかるには多少の時間がかかる。ふだん合ったり話したりしている分には普通の人と変わらない。いやむしろ一般人より不器用な人が多い。しゃべり方もうまくない。お世辞などは聞いたことがない。でも親しくなると,だれよりも気軽に安心して話ができる。

デザイナーは「自分ならこうしたい」という思いを常に持っている連中だ。それだけではない。一人ひとりが自分のテーマと表現手法を持って仕事をしている。編集者は彼らの個性を生かすように仕事を依頼することがポイントだ。

本づくり・雑誌づくりでデザイナーにやってもらう仕事は多い。フォーマットの作成や本文のレイアウト,表紙のデザイン,広告紙面の作成などだ。彼らは自分の世界を持っているだけに,依頼する仕事のテーマやコンセプトをしっかり伝える必要がある。それがぴったり合ったとき,びっくりするくらいのすばらしいデザインをしてくれる。そうでないときは何度やり直してもうまくいかない。少なくとも編集者もある程度のビジュアルセンスを研いておく必要がある。