編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第3章 編集者に求められる技術と知識

15.レイアウトの基本は内容重視でいこう

大まかな大きさと配置は編集者が決める
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編集者はいろいろな能力を求められる。その一つにレイアウトがある。日本語で「割付」というが,1ページ1ページの紙面を作っていく仕事だ。英語でlayout「外へ置く,配置する」と書く。横組の本と縦組の本ではレイアウトのしかたは違う。目の流れが違うからだ。また内容や読者対象,紙面に盛り込む素材や文字量によっても当然変わってくる。

書籍や雑誌のレイアウトは,その専用の割付用紙で行うのがふつうだ。書籍や雑誌はチラシやカタログと違って,ページの基本フォーマットがある。字詰め・行数・段数・版面など,紙面の形が決まっているのだ。それが割付用紙になっている。これがあると,レイアウトするときにたいへん便利だ。

レイアウトの技術はシンプルかつメリハリのある紙面作りであると前に書いた。細かい部分や形式はデザイナーやレイアウターの仕事である。それ以前に大事なことがある。盛り込む内容や素材を取捨選択すること,そして読者にぜひ見てもらいたい,読んでもらいたいものとさほどそうでないものとを区別し,大まかな大きさと配置を決めること−−それが編集者のいちばん大事なレイアウトの仕事である。