編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第3章 編集者に求められる技術と知識

16.組版の仕方はいろいろ

組版システムの進化は著しい
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少し前までは写植の知識があれば,組版の問題はこと足りた。手動写植でも電算写植でも文字の組付専用であった。文字の名前も写研モリサワ書体名称を知っていれば通用したし,大きさも級数で統一されていた。図版や写真は別個の作業で版下か製版で合体させる。組版の流れはシンプルであった。いまはそういうわけにはいかない。コンピュータを使った組版システムが普及して,組版が多様化してしまった。図版や写真を画像処理してはじめから組み込んだり,版下を必要としないシステムも行われたりして,組版の流れもたいへん複雑になってしまった。

とくにここ10年の変容は恐ろしい。竹やぶのタケノコのように和製・外国製の組版ソフトが出現した。そしてDTPという言葉が流行し,出版・印刷・デザインの業界では「マッキントッシュ」というパソコンが組版ツールとして普及した。しかしそのソフトも多様で,いまだにメジャーな組版システムはできあがっていない。同時に写研の組版システムも健在で,マッキントッシュとのデータ互換も可能で,編集者はどの組版システムで本を作ったらよいか,悩みが増えた


注:最近では,WindowsPC・Adobe CS/CCでのDTP,モリサワパスポートのフォントが中心となっています。