編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第3章 編集者に求められる技術と知識

17.欠かせないDTPの知識

組版システムの流れを変えたDTP
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Desk Top Publishingを略してDTPという。むかしは「机上出版」と訳されたが,いまはその訳はぴったりしない。あえて言えば「パソコンを使った組版システム」としたほうが現在の意味に合っている。

かつては,組版の仕事は印刷屋さんや写植屋さんの専門の仕事であった。しかしパソコンの普及で出版社やデザイン事務所・個人でも組版の作業ができるようになった。またDTPはプレゼンテーションや見本組ツールとしても有効で,自由自在に紙面の修正変更ができたり,写真・図版も事前に取り込むことができ,形が確定すれば,そのまま組版フォームとして文字データを流し込み,大量のページ組も瞬時にできる。DTPはたいへん便利な組版ツールである。

編集者の本来の仕事は出版の“純粋ソフト”であるテーマ・企画・取材・執筆(原稿)という,いまはやりの言葉で言えば「コンテンツ」contents作りである。そのコンテンツを加工する道具として,またデータベース化して,CD−ROMやマルチメディア・インターネットという新しいジャンルのビジネスにも,DTPは大いに役に立つのである。

注:最近では,Webメールを使ったデータ便のやりとりなどが当たり前になっています。