編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第3章 編集者に求められる技術と知識

19.書体の知識と写植

写植書体見本(写研)
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各ページの文字の大きさや書体を考え,読みやすくメリハリのある紙面を作る仕事も本づくりの大事な仕事である。雑誌などでは,この仕事はデザイナーやレイアウターの分野になる。しかし小さい出版社では,この作業も編集者が行う。

むかしは見出し文字はおもにゴシック体本文書体明朝体と言われていた。もちろんいまはそんなことはない。写植の見本帳を見るとわかるが,和文・欧文ともびっくりするほど多種多彩な書体がある。力強い書体,上品な書体,堅い書体,柔らかい書体,繊細な書体,温かい書体,クールな書体,前衛的な書体,古風な書体など。一つひとつの書体ににそれぞれ独特のイメージがある。さらにまた文字の大きさや行間・字間の違いで雰囲気が異なる。見出し,リード,本文にそれぞれどんな書体を使うか,いつも迷う。雑誌はそれぞれの読者と個性を持っている。そのイメージや好みに合う書体を使いたい。書体のセンスが問われる。気に入らなければ,表題や見出しはオリジナルな書き文字を使ってもよい。

書体の研究は写植の見本帳が手っ取り早い。写研で言えば「ゴナ」や「ナール」など,おもな書体名は覚えておきたい






注:最近では,モリサワパスポートのフォントが中心となっています。