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第3章 編集者に求められる技術と知識

23.基礎として必要な現代仮名遣いと常用漢字の知識

「現代仮名遣い」と「常用漢字」は国語表記の基準
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校正者にまず必要な能力は「正しい言葉の使い方」に関する知識である。その基本が現代仮名遣い常用漢字だ。

現代仮名遣いは昭和21年に内閣告示の形で「現代国語の口語文を書きあらわす仮名遣い」の準則を示したものである。それ以前の「旧仮名遣い」に対して「新仮名遣い」という。「こんにちは」「これは」などの「は」の用例,「じしん(地震)」「はなぢ」(鼻血),「うなずく」「もとづく」などの「じ・ぢ」と「ず・づ」の用例,長音・拗音・促音の書き方など,現代語を仮名で書き表す要領が示されている。

常用漢字は昭和56年に内閣告示の形で「法令,公用文書,新聞,雑誌,放送など,一般の社会生活において現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安」を定めたものである。「常用漢字表」(本表,1945字)と「付表」(当て字や熟字訓)からできている。常用漢字の音訓外の漢字は平仮名にしたり,ルビをつけたりして表す。「誰」とか「頃」など,よく見かける漢字でも常用漢字の音訓外の漢字であったりする。

そのほか,送り仮名の付け方も編集者の必須知識である。「本則」「例外」「許容」といった用語も知っておこう。