編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第3章 編集者に求められる技術と知識

24.ミスをしない校正のコツ

校正作業は真剣勝負!
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日本語の表記やテーマに関する知識を十分に持っていても校正ミスはよく発生する。気がつかない。見逃してしまう。同時にたくさんのことをチェックしようとする。締め切り日に追われ気持ちに焦りがある。自分の知識を過信する。一度だけの校正で終えてしまう。校正ミスの原因はいろいろある。

私は「校正作業は紙面との闘い」だと思っている。まず机の前を整理する。できるだけ片づけて,辞書関連図書以外は置かない。深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。一切の雑面を払い,紙面に精神を統一する。「一つでも多く誤りを見つけるぞ!」と心に念じて取りかかる。集中力の持続が勝負だ。校正作業をしばらくしていると,体が熱くなってくる。汗が出てくるのだ。校正はそれだけのエネルギーが要る。

もちろん精神論だけではダメだ。内容・表記・形式・統一事項など,チェック項目を事前にできるだけ細かく用意する。校正マニュアルの作成だ。そして1項目ごとに作業を行う。ここがポイントだ。同時にたくさんの作業を行わないことだ。校正が終わるころには校正紙はボロボロになっている

外部校正に出して,自分以外の目を通すことも大切だ。