編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第3章 編集者に求められる技術と知識

26.製版って何だ

4色分解の原理
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印刷のもとになるもの(版)を作る作業が製版だ。「整版」とか「精版」とも書く。いまはオフセット印刷が主流なので,製版もフィルム(写真)製版ということになる。フィルム(写真)といっても,我々が人物や風景を撮影する一般のフィルム(写真)ではない。印刷用の専門的な製版フィルムであり,カメラも製版用カメラである。写真家が使うカメラとはもちろん違う。

製版はまず1ページごとに文字・写真・イラスト・図版などを組み立てていく。文字や図版・線画のイラストはそのままフィルムにするが,カラー写真や濃淡のあるイラストは4色分解フィルムを作ったり,網撮りしたりしてから各ページのフィルムに組み込んでいく。また文字や背景(バック)に網をかけたり,色を付けたりする。これらは編集者やデザイナーの製版指定にもとづいて行われる。各ページができあがれば,次に印刷サイズに合わせて面付けする。本のサイズによって32ページ,16ページあるいは8ページの形でセットする。本のページを8や16ページの倍数にするのも印刷の面付けがもとになっているからだ。


注:最近では,印刷製版はフィルムではなく,CTP(コンピュータ・to・プレート)が使われています。それでも面付の原理は変わりません。