編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第3章 編集者に求められる技術と知識

31.製本・加工・紙の基本的な知識

本のおもな綴じ方
screenshot

どんな形の本にするか,カバーや帯をどう作るか,本文や表紙にどんな紙を使うか,こうしたことを考えるのは編集者にとって楽しいことである。自分の子どもにどんな服を着せるかを考えるのといっしょだ。本づくりでは「製本」という。

製本には大きく上製本並製本がある。上製本は中身より表紙が大きいこと,表紙に芯があること,見返しがあることの3つがそろっていることが条件で,一般にハードカバーといわれる。並製本はこれらの条件に合わないもので,ソフトカバーという。ただし見返しはあってもよい。また「かがりとじ」「平とじ」「中とじ」「無線とじ」といった本文の綴じ方も知っておこう。

カバーは本に欠かせない。これらは読者の目に触れる表紙になるからだ。カバーにプレスコートをかけたり,PP貼りの加工をして,つやを出して目だたせる場合もある。

用紙はまず規格を知っておこう。A判・B判といった大きさの規格もあれば,重さ(厚み)の規格もある。次は紙の種類だ。恐ろしいほどたくさんあるが,上質紙・中質紙・コート紙・アート紙・色上質紙・ボール紙くらいはわかるだろう。