編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第3章 編集者に求められる技術と知識

32.印刷所との相談・交渉

原価計算書
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本を作るとき,著者と相談するよりも前に印刷屋さんと相談しろ!とよく言われる。製造原価や日程の問題だけではない。どんな本が見栄えがよいか,大きさは? 適切なページの量は? 製本様式は? 加工のしかたは? 見やすい本文用紙は? 見返しや表紙・カバーの紙は? など,中身や表紙・造本について相談にのってもらうためだ。また本のイメージをつかむために束見本を作ってもらい,専門家としての意見を聞く。親しくなれば,いまどんな本が人気があり,たくさん印刷しているかといった出版情報まで教えてくれるかもしれない。印刷屋さんは編集者にとって大切なブレーンだ

そうは言っても印刷所との打ち合わせのポイントはやはり印刷料金日程の問題だ。料金についてはこちらから造本仕様と印刷部数を提示して,見積もりを出してもらう形をとる。組版・製版・印刷・製本・加工・用紙それぞれに料金体系があり,やり方・内容で単価は千差万別である。自分で印刷料金の原価計算ができるようになれば,一人前の編集者だ。

印刷日程はふつう発行日から逆に計算する。それぞれの工程にどのくらいの日数がかかるか。編集者の常識の一つだ。