編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第4章 編集者になるための勉強と方法
−−その1 心がまえ−−

1.「編集者になる!」とはどういうことか。

「エデュサー」−−求められる編集像
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エデュサー」という言葉がある。「エディター+プロデューサー」の造語である。これからの編集者はエデュサーでなければいけないとよく言われる。自分で企画書を作ったり,取材したり,原稿依頼したり,編集したりするのはエディター。そのエディターやエディターの集団を使って出版界に新しい話題や旋風を巻き起こす人間,言い換えれば「出版のプロデューサー」−−それがエデュサーだ。郷ひろみの『ダディ』や五木寛之の『大河の一滴』などのベストセラーを発行する幻冬舎の見城徹社長は,その典型といってよい。彼は「業界の常識を破って無謀ばかりやってきた」とか「顰蹙は金を出してでも買え」と豪語するが,実は角川書店時代から長い間つくりあげてきた,さまざまな分野の人脈と時代や世の中の動きを読みとる力,そして角川春樹社長から学んだ出版プロデュースのノウハウがその武器になっている。

大げさに言えば「編集者になる」とは,時代や世の中の中心にいて,歴史をもふくめた広い視野で,その動向を見抜き,同時代の人々に,新しい方向を自分なりに指し示す人材になることだ。人間の価値と生きることの意味を探る仕事だ。