編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第4章 編集者になるための勉強と方法
−−その1 心がまえ−−

4.日記をつける−−文章力を磨け

文章の勉強に役立つ「日記」
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編集者は文章が書けなくてはいけない。このことは何度も書いた。正確でわかりやすい文章が書けること−−編集者の必要条件だ。しかし文章力は一朝一夕で身につくものではない。長い年月と日々の訓練が必要だ。

文章力をつけたいと思うなら,まずは日記を書くことである。日々の体験を言葉でスケッチする。それが日記だ。一日一日を真剣に生きること−−それが編集の原点だとこの本の冒頭に述べた。真剣に生きれば生きるほど,喜んだり苦しんだり,考えたり悩んだりすることは多い。「日々新たなり」である。毎日は常に新鮮だ。書くテーマや材料は山ほどある。自分なりに整理したり,答えを出したりする必要に迫られる。それが自分を進歩させるのだ。日記は文章力をつけるだけではない。自分を成長させてくれるものでもある。日々自分で納得した言葉を探す行為−−それが文章の勉強だ。

日記は文章力を身につける最も手軽な方法ではあるが,続けることはなかなかむずかしい。無理をしないことだ。たくさん書こうとしないことだ。ふだんは毎日の事実の記録程度でよい。私は日記と言わず「日録」と呼んでいる。