編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第4章 編集者になるための勉強と方法
−−その1 心がまえ−−

7.自分の好きな分野を伸ばそう

「好きこそものの上手なれ」
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人は社会の中でそれぞれ役割がある。それがあってはじめて生きていける。役割とは役に立つ資質・能力のことである。そしてどんな人にも必ず何らかの役割が備わっている。個性といってもよい。世の中で生きていくということは,その役割・個性を伸ばしていくことである。しかし自分にどんな役割・個性が備わっているのか,見つけることはむずかしい。

私は自分が編集者に向いていたかどうか,いまでも分からない。しかし二十歳のころ編集者になりたいと思った。その思いは不思議と変わらなかった。いま30年が過ぎた。ずっと編集稼業で飯を食っている。自分に肩書きをつけるとしたら,やはり編集者である。役割とか個性は結果である。長い間続けているうちにその道の専門家になる。「継続は力なり」といったのはイギリスの哲学者フランシス・ベーコンである。

編集といっても,その対象はあまりにも広い。音楽・芸能・ファッション・スポーツ・科学・旅行・政治・教育・文学・……。あげればキリがない。それぞれ奥はたいへん深い。できるだけ早く自分の好きなテーマ・ジャンルを見つけることだ。そして,一歩一歩その山を登っていくことだ。