編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第5章編集者になるための勉強と方法
−−その2 資格−−

9.話を聞くことが何よりも好きか

聞き取る能力を磨こう!
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編集者は話し上手より聞き上手になれと書いた。「好きこそものの上手なれ」で,話を聞くことが好きな人は編集者に向いている。読書と同じように聞くことは「知ること」だ。

しかし聞くことはけっこう辛い行為だ。学校の授業を思い出せばわかる。ただ漠然と聞いているだけではおもしろくない。まして自分の興味のない話の場合はなおさらだ。そんなときはこちらからどんどん質問をして,自分の興味のある内容に相手の話を変えていくことだ。聞き役でも主導権をにぎる。メモを取ったり質問をしたり不明な点は聞き直したりして相手の言おうとすることを一つひとつ理解する−−それが「聞く」ことだ。インタビューは編集者がリーダーだ。

私は話を聞くとき,まず姿勢を正し,頭の中の雑念を祓う。脳を空っぽにして耳に神経を集中させる。きちんと聞く体勢をつくる。聞くことも真剣勝負と思っている。一を聞いて十を知りたい。話の表面な内容だけでなく,話されているテーマの答えや話し手の心理・背景・理由・動機なども理解したい。そしてできたら相手にもっと知りたい内容や本人の気がつかない問題点,新しいテーマを提案したいからだ。