エディット通信(2021年師走号)
「新書編集の面白さ・新書のこれから」 を聴講して
2021.12.01
皆さまへ
いつもたいへんお世話になっています。
エディットのメルマガ「エディット通信」(2021年師走号)をお送りさせていただきます。
このメールは,エディットの社員が名刺交換またはイベント等で名刺をいただいた方に配信してさせていただいています。
ご不要の場合は,お手数ですが,メールにて,ご一報ください。
先日,オンラインによるAJEC編集講座のLコース・今年度最終回を聴講いたしました。
個人的に新書本を読む機会が多く,新書編集者がどのような企画の立て方をされ,著者にどのように依頼し,どのように作り上げられるのか,興味がありました。
講師の小木田順子氏は,2005年に幻冬舎に入社,2006年に幻冬舎新書創刊に立ち会われ,いまも幻冬舎にて活躍されています。
「PHP新書・幻冬舎新書の2つの新書の創刊に携わり,長い間,新書の編集をしてきました。新書をとりまく状況は大きく変わりま したが,新書の編集に飽きたことはありません」
と言われる小木田氏から,いままでに編集された新書の数々を例に,興味深いお話を伺うことができました。
今回も,セミナー受講レポートをご一読いただけますと,ありがたいです。
■日本編集制作協会(AJEC)編集講座(2021年11月)/テーマ:「新書編集の面白さ・新書のこれから」
講 師:株式会社幻冬舎 新書編集長小木田順子氏
日時:2021年11月25日(木)18時00分~19時30分
今回の講座で,私が特に印象に残ったお話を二つ取り上げさせていただきます。
一つめは, 「私の新書のつくり方(企画編)」についてです。
企画を立てるためには,
- マーケットイン(顧客が求めるもの)
- プロダクトアウト(書き手・編集者がやりたい企画)
の両極を大切にして,具体化されているそうです。
興味深かったのは,売れそうなテーマや著者にポイントを絞るマー ケットインに気が向きすぎると,先細りして成果を出しにくくなる ということです。
では,どうすればよいのでしょうか。
それは,≪内発的な興味・関心≫をよりどころに,企画の具体化を することです。
小木田氏の言われる≪内発的な興味・関心≫は,次の4点です。
- 社会にコミットしたい!
→「新書編集者として社会にコミットせずして,何が編集者だ!」
と発奮して,『専門医が教える新型コロナ・感染症の本当の話(忽那 賢志)』を企画した。 - 新しいことを知りたい!
→村山斉さんの子供向けの授業を聞いたところ,世界の見え方が変わった。
→≪新しいことを知るのは楽しいこと≫を実感して,『宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎』を企画した。
※新しい鉱脈は,こうやって見つけるんだと実感した一冊。 - 悩みを解決したい!
→専門家の意見が割れるなかで,どのようにして,自分なりに納得できる意見を見つけられるのかという悩みの解決をしたい。
→出口治明氏なら,その悩みを解決してくださるに違いないと思い,企画したのが『自分の頭で考える日本の論点』。 - 言いたい! 伝えたい!
→國分功一郎氏の地元となる小平市で,雑木林を壊して都道を作る計画が実行された。
→今やその必要性のない道を,どうして半世紀も前に決めたことだからと,住民投票をするも,投票率が半数を超えないからと否決され,ごり押しされてしまうのか。そこに民主主義はあるのか?
→おかしな動きをどうしても伝えたいということで企画したのが『来たるべき民主主義』。
二つめは,編集者として,企画した書籍がなかなかヒットせずにいるとき,自分を奮い立たせるための二つの実践例が参考になりました。
会社から決められた目標を超えないと,どうしても自分が否定されたみたいで落ち込んでしまいます。
そんなときには,
- 大物著者の売れそうな企画を思い切ってやること
- いま抱えている目の前の本を丁寧につくること
をされるのだそうです。
大物著者の企画はどうしても後ろ倒ししてしまう傾向があるので,こういうときだからこそ,思い切ってやってみるようにしているそ うです。
また,小木田氏は,キャベツの千切りをすると落ち着く人の話をされ,「私にとっては,ゲラを読んで小見出しをつけることが落ち着 く作業です」と言われていました。
その落ち着く作業をしながら,いま関わっている編集業務に集中されるのだそうです。
旧約聖書のコヘレトの言葉「すべてのわざに時がある」を引き合いに出され,何事にも時期があり,うまくいかないときにも自分を強 く養ってくれる時があるのだと教えてくださいました。
新書でしかできないこととして,≪掘り下げること≫≪俯瞰すること≫≪網羅すること≫を挙げられていましたが,まさに今回の編集 講座は,その三拍子のそろった内容でした。
エディット・東京オフィスの塚本鈴夫が,この編集講座のレポートをまとめております。下記を合わせてご覧いただければ幸いです。https://www.edit-jp.com/report/2021-1125.html
(文責:名古屋本社・企画ソリューション部 伊藤隆)
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