エディット通信(2023年小満号)

■第14回/EDIX東京・特別講演
「GIGAの次へ、教育DXに必要なこと~EdTechがもたらす教育改革~」を聴講して

皆さまへ

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東京ビッグサイトで開催された「第14回EDIX東京教育総合展」に出向きました。

いままでは主催者から送られた入場券を持参して、入場の手続きを窓口でやり取りしていましたが、インターネット上で来場登録を行うことで受付での人と人とのやり取りがほぼなくなり、入場手続き時の心理的な負担がずいぶん軽減されたように思いました。

会場はふたつに分かれており、多数の出展会社のブースは盛り上がりを見せておりました。
展示会場内には、主催者側が企画するセミナー会場が2か所あり、会期3日間で多数のセミナーが開催されていました。

私はそのセミナーのなかから、2つのセミナーを聴講しました。
そのうちのひとつのセミナーについて、レポートにまとめてみました。
よろしければ、お読みいただけますと幸いです。

●第14回/EDIX東京・特別講演● 
・テーマ:「GIGAの次へ、教育DXに必要なこと~EdTechがもたらす教育改革~」
・講 師:佐藤 昌宏 氏
     デジタルハリウッド大学教授・学長補佐
・日 時:2023年05月12日(金)12:00~12:45(45分)


講師の佐藤昌宏氏は、2002年デジタルハリウッド株式会社執行役員に就任されたのち、数々の要職を歴任。
著書に『EdTechが変える教育の未来』(インプレス)があります。

佐藤氏は、このセミナーでは、以下の3点についてお話をされました。

  • 教育DXに必要なことは、テクノロジーが教育にどんな影響を与えるかを理解すること。
  • EdTech(エドテック)系スタートアップベンチャー企業は、教育データの利活用や新しい学習環境づくりに取り組んでいること。
  • EdTechとは、先端技術だけでなく、汎用技術も使って教育のビフォア・アフターを創出すること。
    (注:「教育のビフォア・アフター」とは、分からなかったことがEdTechによって分かるようになること、と説明されていました。)

EdTechとは、Education(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた造語です。
テクノロジーを用いて、教育を支援する仕組みやサービスを指します。

Technology(技術)の恩恵に預かるには、人間とAIとの4Cを意識することが大切であると言われます。

  • クリエイティビティ
  • コミュニケーション
  • コラボレーション
  • クリティカルシンキング

これら頭文字Cの4つのキーワード(4C)のうち、「コミュニケーション」についての考察に興味深いものがありました。

そこで取り上げられたのが、対話型AI「ChatGPT」です。
「ChatGPT」が驚くほどスムーズにやりとりができることに注目されていました。

漠然と悩んでいることをコーチング的なアプローチをしてくれる「ChatGPT」。
答えを引き出してほしい問題点・悩みなどについて、何度も問い続けると、ヒントを出し続けてくれ、自分の中で眠っていた解決策を引き出してくれます。
(たとえば、進路指導の悩みを解決するための話し相手になるかもしれません。)
あたかも人と対話をするようなやりとりができることが特筆すべきところです。

教師は、ツールとしてのEdTechとどう向き合っていくのかという話も興味深い内容でした。

AIと教師が役割分担をして教える「デュアルティーチャー」のあり方は、生徒に寄り添った効果的な取り組みと言えます。
AIにしかできないこと、AIのほうが得意なことは、すべてAIに任せ、先生にしかできない《生徒と深く寄り添う指導》を教師が引き受け、二つの立場を一対として併存させる教え方です。
手の届かなかった学習指導がよりきめ細やかになり、成績アップ、学習理解度アップに繋がることが期待されます。

テクノロジーの進化が止まらないなかで、人間の価値を再確認する時期になっています。
教育業界も、DXにより変化していくなかで、それを怖いと思うのか、わくわくするのかが問われる時期とも言えます。

私も教育業界に携わるものとして、EdTechの波に乗り、テクノロジーの進化にわくわくして、柔軟に対応できるようにしたいと思いました。

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●コーチングの基本的なやり方とは?
 https://sp-jp.fujifilm.com/future-clip/coaching/vol1.html

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