エディット通信(2019年爽秋号)

■「第3回関西学校・教育総合展 EDIX関西/教育ITソリューションEXPO」を見学して

2019.10.16

第3回目となる関西学校・教育総合展は,250社が出展し,3日間で15,000名が来場される盛況ぶりでした。各ブースでは,最新のICT機器による模擬授業やデモが行われ,来場者が気軽に体験できる工夫がなされていました。

私は,9月25日の初日に見学に出向きましたが,とても活気のある展示会でした。そのときに,私が印象に残ったブースについてまとめました。ご一読いただけますと幸いです。

■「第3回関西学校・教育総合展 EDIX関西」

会期:令和元年9月25日(水)~27日(金)
会場:インテックス大阪
主催:リードエグジビションジャパン(株)

私は,EDIX関西の「教育ITソリューションEXPO」を中心に見学しました。

エディットは日ごろ,公立・私立/中学・高校入試に関するお仕事を多数させていただいていることもあり,入試問題のデータベースに力を入れている英俊社様の『プリント教材作成システムKAWASEMILite』のデモンストレーションを興味深く拝見いたしました。

ご案内いただいた方から,このシステムができた背景やメリット,使用される先生方へのご配慮などについて詳しく教わりました。教材編集にかかわる私には,大事な考え方だと思いましたので,いくつか箇条書きにして紹介させていただきます。

  • 「KAWASEMI Lite」は,2012年から最新年度の問題までの11万問から,条件に合った問題をきめ細やかに選べるシステム。
    →英俊社様の「赤本(過去問集)」は昭和49年から発刊されていて,そのノウハウの蓄積が,このシステムに反映されている。
  • 募集定員の少ない学校の過去問題集も手掛けられてきたので,細かな分類の問題を多く準備できる強みがある。
  • 入試の直前対策は,入試傾向に合わせた改題問題をさせるより,傾向の似た本入試をさせるほうが力がつく。
    →改題の問題を作る負担も減る。
    →問題を作る手間がかかる教科は,理科・社会。
    →問題をセレクトするための分類項目がカギ。
    →先生方の意見を聴いて試行錯誤を繰り返すことで,今につながる。
  • 入試は紙と鉛筆で行うもの。だから,入試対策は「プリント学習」が大事となる。
  • データベースによる問題提供のメリットは先生にも生徒にも「時短」の効果を発揮する。
    →先生は,生徒個別にあった教材準備の負担を軽減でき,先生の働き方改革に貢献できる。
    →生徒は,苦手な分野に特化した補強学習ができる。
    →得点率が30~50%の苦手分野は,明確な対策(適切な類題をたくさん解かせる)がなされたら,成績アップは早い。

英俊社様に限らず,出展各社に共通するのは,《先生・生徒・家庭》という学校を取り巻くそれぞれの立場の人たちが,充実した教育に従事・享受できるように努力されていることでした。

ますます煩雑になる教育現場を支えるのは,デジタルをアナログ的視点で捉えた,あたたかい仕組みによるものだ,と実感した一日でした。

EDIX関西の詳しいことは,下記にまとめられています。
>>> https://www.edix-osaka.jp/ja-jp/about/previous/sokuho2019.html

(文責:名古屋本社・企画ソリューション部 伊藤隆)