エディット通信(2020年処暑号)
『ヒット作を生み出すための思考方法』を聴講して
2020.8.31
前回のエディット通信で紹介しました『パン屋ではおにぎりを売れ』(かんき出版)の著者である柿内尚文氏によるオンラインセミナーを視聴しました。柿内さんは,雑誌・ムック・書籍の編集をされていくなかで,ご自身曰く「自分の能力のなさに苦しんだ」ことから,どうしたら成長できるのかを考え抜かれたのだそうです。成長するためには,成功事例を分析して言語化・マニュアル化することで,再現化を可能にする自分なりのノウハウを編み出されてきました。
今回のセミナーで興味深かったのは,「なぜ,考える技術を身につけようとしたのか」「そもそも,考えることとは何で,どんなことに気をつけなければいけないか」について語られていて,著書の舞台裏を知ることが出来て面白く聴講いたしました。
- 考えるってどういうこと?
→考えるには,「考えを深めること」「考えを広げること」の二つの行為がある。この二つをごちゃまぜにしてはいけない。 - 「考えること」と「思うこと」は別のこと。
→人間は一日6万回思考しているらしい。その思考とは「思うこと」。
→漠然と「思う」ことを続けていると「考えること」ができない。 - 「調べること」と「考えること」も別のこと。
→これもごちゃまぜにしてはいけない。 - 「考える」には,〈論理的に考える〉と〈非論理的に考える〉がある。
→考えるというと,論理的になりやすいが,そこから生み出されるものは,既視感のあるものになりがち。
→むしろ,非論理的に考えた方が,新しいアイデアが産み出されやすい。※ガリガリ君のコーンポタージュ味は,非論理的に考えたところから生み出されたもの。
松岡修造氏を起用した書籍の,ヒットした理由の分析から始まって,ジャパネットたかたのICレコーダーが,商品の価値を再定義したことから,売れに売れたエピソードなど,身近なことからヒントを見つけ,それを別の課題の解決策に応用させる技術を学ばせていただきました。
『パン屋ではおにぎりを売れ』(かんき出版)の編集者がまとめた下記の記事も参考になると思います。ぜひご覧になってください。
前編 https://note.com/kankipublishing/n/n9a09777a03fe
後編 https://note.com/kankipublishing/n/n9a09777a03fe
(文責:名古屋本社・企画ソリューション部 伊藤隆)









