エディット通信(2024年浅春号)

エディット通信 2024年浅春号

〇新学期塾教材展 セミナーレポート(その③)
〇「編集プロダクションフェア2024」に出展します。
〇エディットの計画有給取得日(3/1)のお知らせ

皆さまへ

いつもお世話になっております。
エディットのメルマガ「エディット通信」(2024年浅春号)をお送りします。



1月は、全国で塾教材展が開催され、複数の有益な教育セミナーを聴講することができました。
前回に引き続き、今回も、学悠出版様の展示会で開催された上野伸二氏のセミナーの聴講レポートをお届けします。
ご一読いただけますと幸いです。

★学悠出版様 新学期塾教材展 セミナー★
●テーマ 小学校から始める中学英語に向けての学習指導 「小学英語」と「中1の壁」
●場所 名古屋国際会議場 2号館1階
●日時 令和6年1月30日(火)10時30分~12時
●講師 上野 伸二 氏 (株式会社エデュケーショナルネットワーク R&Dセンター チーフアナリスト)


前回に続き、エデュケーショナルネットワークの上野伸二氏のセミナーを紹介いたします。
英語教育が激変するなかで、児童・生徒の塾への集客にどう結び付けるのか、豊富なデータと緻密な分析をもとに提案されました。

集客のカギは、教育現場でどんな変化が起こっているかを知り、その変化にどう対応しなければならないのかを、保護者に伝えることです。

変化の大きい「英語」に注目すると、
・定期テスト対策と受験対策に関係性があること
・小学校の教科書の内容が、大学入学共通テストの内容を想定したものであること
・初めて教科化された(2020年)「英語」を学んだ小学5年生が、2024年度には高校入試を受験すること
が見えてきます。

上野氏からのさまざまなヒントと提案のなかの、3点を紹介いたします。

1)小学校英語の教科書の変化について
小学校の教科書改訂に伴う新教科書は、2024年4月より使用されます。
かつては「楽しく体感で理解する」教科書でしたが、「苦手になる前に少しずつ書く練習をする」教科書に変わりました。
単語を書かせるだけではなく、英文を書くスペースを多くとっています。

新教科書に掲載されている単語数の変化にも注目されます。
小学校で習得すべき単語数は600~700語と規定されていますが、教科書会社によっては、現行より100語以上増え、800語以上を掲載する教科書もあるそうです。

新教科書に【条件理解、提案、資料の読解】などが盛り込まれていることも特徴です。
ある教科書では、アンケート結果のグラフを見ながら、教科書の音声説明を聞いて、何のグラフのデータかを読み取らせる問題が掲載されています。
高校入試や大学入試でも話題になっている「資料の読み取り」問題です。

こういった新教科書の変更点や特徴をつかむことが、児童・生徒への指導の参考になります。

2)高校入試の得点分布について
高校入試の英語の得点分布をよく見ると、できる子とできない子の格差がはっきり生まれていることがわかります。
中間層の得点率の分布が少なく、上位と下位の各層が多いという特殊な分布なのが、英語の学力格差の実態を示しています。

このことを把握して、東京、神奈川、大阪などは、学力層ごとに複数の試験を設定しています。
学力中間層が少ない「英語」では、たとえば《下位層を中間層に押し上げる》授業・講座展開も一つの戦略になるのではないかと思いました。

3)英語外部検定試験が学校推薦・総合型の46.3%が出願資格となることについて
英語外部検定試験が、大学入試「学校推薦・総合型」の46.3%が出願資格となることを、しっかり伝えることがポイントだと言われていました。

・英語外部検定試験として「英検2級」を認められることが多く、英検2級の合格が、「学校推薦・総合型」出願資格となること。
・「学校推薦・総合型」を採用する学校が、国公立大学でも増えてきていること。

このことを、受験者の保護者世代が知らないことが多いので、しっかり伝え、保護者の検討材料を増やし、塾と保護者の信頼関係を深めていくことが大切ではないかと言われていました。

日々変動する教育業界において、児童・生徒やその保護者に、きめ細やかな情報とその人にあった的確なアドバイスができること。
それこそが、生き残れる塾になるための鍵ではないかと考えました。

〇「第7回/編集プロダクションフェア2024」に出展します


3月21日(木)に日本編集制作協会(AJEC)主催・全国メディア制作連盟(MEPRO)共催の『第7回 編集プロダクションフェア2024』が開催されます。
「編集プロダクションフェア」は、編集の仕事を外部委託したい出版社、印刷会社、企業、団体様へ、編集プロダクションをもっと理解していただくためのイベントです。

エディットも、最近の実績作品を展示させていただき、仕事内容の紹介やお仕事のご相談をさせていただきます。
入場無料のイベントとなっておりますので、お気軽にお越しください。
皆様のご来場をお待ちしています。
http://www.ajec.or.jp/productionfair2024/

概要---
「第7回/編集プロダクションフェア2024」
http://www.ajec.or.jp/productionfair2024/
日時:2024年3月21日(木)14:00~18:00
会場:日本出版クラブホール・会議室
東京都千代田区神田神保町1-32
アクセス:GoogleMaps <https://maps.app.goo.gl/7aJzKYG2THRW5WFB8>

〇エディットの計画有給取得日(3/1)のお知らせ

エディットは、3月1日(金)は、計画有給日を頂戴いたします。
その日に、業務上のやり取りなどが発生するようでしたら、事前に担当者とやり取りを進めておいていただけますと幸いです。

■エディットのお薦め記事

●Google、“現行最強”の生成AI発表 月2900円で利用可
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2402/09/news084.html
数学や物理に強いそうです。

●「著作者人格権不行使」のある契約は「書き換えてもらう」のが【常識】
https://togetter.com/li/2310928
ドラマ原作者の漫画家さんが亡くなったことがきっかけで、著作権の話題が注目されています。

●OS標準のデスクトップ撮影・録画ツール「Snipping Tool」に図形の描画機能
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1567739.html
どんどん進化しています。

●フリーランス報酬減額禁止、取引1カ月以上対象 公取委
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA255SF0V20C24A1000000/
フリーランス保護法は今年秋に施行予定です。

●アドビ、Creative Cloudを値上げ
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1566989.html
コンプリートプランは6480円→7780円に。

●東京書籍「NEW HORIZON」からキャラクターが飛び出し、教科書のサイドストーリーを発刊
https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/1566561.html
エレン先生が主人公のようです。

━━━━━━━━━
本づくり、教材づくりでお困りのときはエディットへ
株式会社 エディット https://www.edit-jp.com/
企画ソリューション部/伊藤 隆
Email:t-ito@edit-jp.com
(名古屋本社)
〒451-0046 名古屋市西区牛島町5-2 名駅TKビル6F
phone:052-586-0631 fax:052-586-0632
(東京オフィス)
〒162-0822東京都新宿区下宮比町3-2
飯田橋スクエアビル6階A号室
phone:03-5225-0981 fax:03-3266-5072
(大阪オフィス)
〒541-0041 大阪市中央区北浜3-5-19
淀屋橋ホワイトビル612号
phone:06-6208-0501 fax:06-6208-0502
━━━━━━━━━
このメールは、エディットの関係者が名刺を頂戴した方に配信しています。
配信を希望される方は、メールにてご一報ください。